タックルOFF沼津店より がま磯RXスピニングタイプを、カゴベイトガイドに変更します!
リメイク、リペア担当の福田です。
今回の依頼人は、イシグロ沼津店の中堅を担う男。
五十嵐こと、ラッシーからスピニング仕様のガイドからベイトガイドに変更依頼を受けました。
スマイルキラー! この人です。
今思えば、ラッシーとの出会いは、沼津店メンバーで浜の釣り場清掃へ行った時、一人で渚釣りをしていた釣り師が、五十嵐君でした。
みんなで、ゴミを拾いながら見ていました。自分はボラを釣った所しか見ていません。
本命の黒鯛も数枚上げたそうです。
数週間後、イシグロ沼津店の門を叩き、アルバイトになりました。あれっ!いつの間にか準社員に! そして、気付くと社員になっていた男です。(磯、石鯛を愛しています、今は船に浮気中!マルチに活躍しています。)
釣りと言うジャンルを通し、イシグロと縁があり今現在に至ります。
竿の状態確認!
それでは、彼から預かった竿を確認、本人も小学生の頃にお父さんにお祝いで買ってもらった竿だそうですが、小学生にガマカツの竿を持たせる本格的なお父さんですね!
筋金入りのガマラーか!
年代物ですが、ブランクにキズも少なく、ガイドライン(白)も塗装がはっきり健在、パイプシートの回転部にガタツキが少し気になるのみで、使用には問題ない状態でした。
誘導ガイドのプラスチック部分は、ガイドの形状にもよりますが、経年劣化すると、外す時に割れる物もあり慎重に行う。(本人には、説明後外れない場合は、破壊の了解も得てましたが、ガイドも素直に外れました。)
※ガイド外しは、いつも苦労しています。今回はすんなり外れました。
節の長さが段になっている事、ご存知ですか?
ガイドを外すと分かるのですが、竿の節は、先に行く程長く設計されています。節から節までのストロークが長めとなっています。それは・・。
各節の玉口にガイドを付けるとこんな感じになります。
節と節のストロークを設ける事により、各節に入るガイド分の厚さを稼いで、干渉を軽減する設計となっています。
現行メーカーのロッドは、バランスが良くガイド配置されています、干渉を防ぎ、ガイド外れを防ぐ意味合いもあります。
それでは、スピニングのガイドバランス8個から・・・。
ガイドをベイト仕様の16個へ変更!!
ガイドサイズを各節毎、バランス良く合わせます。
遠投ベイトタイプのお持ちの方は、位置を参考にしてガイド配置を決められても良いと思います。
加工が必要なガイドも必ず1,2個出てきますので、丁寧に削りを行います。
16個付けで一気にボリュームアップとなりました。
竿も生まれ変わり心機一転!
普通に見ても5m竿のベイト仕様のガイドは多いですね。
でもこの数が、ロッドの調子やパワー伝達を助けています。
※昼休みに撮ったガイド交換前の五十嵐君。
※昼休み前に撮ったガイド交換後の五十嵐君。
通常3号竿のオモリ負荷は、5号から10号前後となっています。フカセ釣りに使用するには、重く硬い調子となり不向きですね。カゴ釣用としては、大幅に負荷を乗せる事が出来ない為、これもまた使い回しが限られた竿となるのが3号竿です。ですが、スペックを把握しているからこそ出来るパフォーマンスもあり、彼は熟知しているものと察します。使い慣れた竿をガイド交換し、調子や仕様を変更し楽しみ方を実践しています。
彼のイメージ通りの仕上がりに出来たかは、定かでは無いですが、スペックコントロールは、彼のセンスとスキルとポテンシャルに任せます。 それでは、
釣果の吉報を待つ!!
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