折れてしまった穂先!こんな直し方で、ロッドティップを使える様にします!!
折れてしまった穂先!こんな直し方で、
ロッドティップを使える様にします!!
こんにちは、リメイク、リペア担当の福田です。
年間の修理受付で、よく持ち込まれる、ロッドティップ修理の事例をご紹介致します。悲しいですが、折れたロッドの完全修復は出来ません(泣)
以下通りの修理をしています。TOPガイド下のガイドを、固定1ガイドと言います。固定1Gを外してその箇所にTOPガイドを取り付けます。
不本意ながら、ロッドの調子は変わってしまいます。(修理後、自分のフィーリングに合ったと言うお客様もいらっしゃるので、一度御相談下さい。)
※数センチ折れてしまうと、調子も別物のロッドに変わってしまうシビアな世界です。
他の外傷をチェックします。
固定1ガイドを外します。固定1GのポジションにTOPガイドを取り付けます。
お客様からのご要望として、折れた穂先のTOPガイドが使用出来れば、詰めた箇所に使用して下さいと言う事でしたが、・・・
TOPガイド取り付け位置のブランク径が、取り外したTOPガイドの内径を上回る径となり、元のガイドは使用出来ず、新品ガイドと交換となりました。
※通常外したTOPガイドが使用出来れば、そのまま取り付けに入ります。
固定1Gを外し、固定2Gまでの長さを計りバランスを見ます。
約3cmカットでバランスはOK。
折れた長さとカットした長さ分で、約10cm分位になりました。
ポジションも決まったので、これかれ接着とスレッド巻きに入ります。
それでは、接着します。
ガイドも一度差し込み確認をしました。
下地処理も終えて5分間エポキシで接着します。
接着剤がはみ出している部分を拭いて、ガイド方向を合わせます。
色目を確認してスレッドを選択します。
スレッドの太さは、外したスレッドを確認し太さを合わせます。
巻き始め位置をマスキングテープで貼ります。
それでは、巻いて行きます。
スレッド巻きは完了したので、これからコーティングに入ります。
コーティングの厚みも他のガイドコーティングと同じ位の厚み分を盛ります。
スレッド巻き完成!!
コーティング完成!!
※コーティングの厚み、表面の艶もしっかり出ているか確認。
正規品の長さから、大分カットしてのガイド取り付けとなりましたが、まだ十分に釣りを楽しめる製品状態にありますので、お客様の采配で、最前線でご使用して頂きたいと思います。
お客様からも、快く御了承されブログ掲載の運びとなりました。
是非とも、復活のファーストフィッシュをGETして下さい。
※年間の修理受付で多い事例です、丁寧にご使用されていても不幸にも折れてしまう時があります。現物を確認させて頂きまして、修理可能であれば修理のご提案もさせて頂きます。
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