第4回 タックルオフ沼津店 ロッドメイキング講習会実施!
第4回 タックルオフ沼津店
ロッドメイキング講習会実施!
こんにちは、
リメイク、リペア担当の福田です。
ロッドメイキング講習会も、
今回で、4回目となります。
9月に第3回目がありましたが、
お客様の都合で、
惜しくも、
キャンセルとなってしまいました。
お客様からは、
チャンスがあれば、
今度は講習に、
参加したいと言う事でした。
お待ちしております。
さて、 今回のお題は、
ガイド巻きではなく、
船竿のグリップ加工作成です。
今回の参加者は、
豊島様、厚見様の2名。
ご参加、有難う御座います。
厚見様は、自作のロッドガイド巻き、
豊島様は、船竿のグリップ作成の講習となります。
現在、工房コーナーも、ロッドメーカーフル稼働中!
今回の講習。
お題は、船竿のグリップ加工です。
前日簡単に、2本分。
作業用グリップの仕込みをしておきました。
この2本です。
簡単な仕込みは! こんな感じです。
店用廃材のEVA内径10パイを2本用意。
グリップ加工参加のお客様は1名ですが、
飛び入り参加の可能性も考え、
一応2本用意しました。
ベルトも、廃材用意。
廃材ブランクにEVAを接着します。
EVAにベルトを巻き、コーティングします。
こちらも同じく、巻きとコーティングをします。
エポキシで表面コーティングし、
船竿フロントを簡単に作成します。
EVAグリップにベルトを巻いて、
船竿フロントとリア部の、
作成過程を講習します。
皆さんベルトを綺麗に巻く事は出来ますが、
フロント、リア加工の仕方が、
難しいとの問い合わせもあり、
ピンポイントでの講習にしました。
その為の仕込みグリップなので、
作りは雑ですが、
加工の仕方を参考にして下さい。
一応、老眼鏡用意しました。
今回は、カッターを多様しますので、
机保護の為、
新聞紙を厚めにセッティングしました。
カッターの刃は、新品に交換します。
マスキングテープで、
カッターの刃先を巻いて隠します。
加工時は、
カッターの腹(グリップ手前)で、
グリップコントロールしながら、
削って行くので、
刃先をあえて使えなくしてあります。
フロント表面のセロテープを剥がして、
加工開始となります。
カッターの手前、
腹部9cmから10cmで作業を進めます。
このクイックボンド5分タイプを、
パテの様に使用します。
このクイックボンドの5分タイプが、
非常にスグレモノです。
使用の過程を参考にして下さい。
豊島様に、
フロントカットをして頂き、
ボンド加工の開始となります。
フロントは、
角度を付けながらカットして行きます。
鉛筆を削る感覚で、
円錐形をイメージしながら削ります。
ポイントは、
深く削り過ぎると、
深く削った最深部が、
ベース(底辺)となってしまうので、
浅く表面を、
カッターの腹(グリップに近い所)で、
ゆっくりカットして行きます。
無駄な力は入れない。
カッターの刃を交換しているので、
サクサク簡単に処理出来ます。
刃先が進まない時は、
無理に押さず、
刃を抜いて、
再度角度を変えて削って行きます。
無駄な力は、
怪我をする元になるので、
気を付けて、
作業はゆっくり行う。
ここで、登場!
エポキシ5分間タイプを使用します。
エポキシ5分間タイプを使用。
加工して行きます。
A液とB液を1:1で
フロント加工分の適量を出し、
混ぜて行きます。
エポキシで、
フロントの作成をして行きます。
2分から3分は、
良く混ぜて下さい。
混ぜている時点から、
科学反応を起こし、
硬化に向かいます。
ヘラを使用しながら、
フロント部に、
エポキシを厚めに塗ります。
垂れない様に、
角度を付けながらブランクを回します。
硬化に向けて、
熱を発散させながら固まって行きます。
フロントのエポキシが、
垂れそうになりますが、
ブランクを回しながら角度を付けます。
全体的に円錐形にするイメージで、
様子を見ながら、
クルクル回す作業となります。
段々と硬化し、
立て掛けても、形が変わらなければ、
手を離し他の作業に取り掛かります。
7割から8割までの硬化待ち!
表面が硬化しています。
内部硬化も段々と始まっている所ですが、
もう少し待って、
カッターで加工して行きます。
その間、簡単にスレッド巻きの講習!
豊島様、
グリップ硬化の合間に、
スレッド巻き講習を簡単に実施!
豊島様、
手先が器用で覚えも早いです!
教えるこちらも楽でした。
スレッド巻きは、
手先の訓練なので、
練習頑張って下さい。
フロント加工に入ります。
硬化の様子を確認するには、
カッターで表面を削り、
ベタつきが無い事。
すんなりと、
カッターの刃先が入れば、
作業開始です。
途中で、もし。
ベタツキを感じた場合、
作業を止めて硬化を待ちます。
完全硬化後の削り作業は、
時間や手間が掛かるので、
完全硬化前が、
エポキシを加工する好機となります。
失敗し深く削り過ぎた場合、
再度エポキシを混ぜて、
削り過ぎた箇所に盛って下さい。
その後の作業は、
同じ繰り返しとなります。
削り加工、終了!
先が尖る様に、
円錐形をイメージしながら削ってもらいました。
現時点では、
まだ削りが足りないです。
この上からスレッドを巻くと、
若干太くなるので、
細身のフロントを目指すのであれば、
もっと削り込みが必要となります。
フロント 、スレッド巻きに入ります。
スレッドを巻いて行きます。
スレッド巻き完了!
写真ボケてしまいましたが、
スレッドを巻いた、
フロントのエポキシ加工後です。
スレッドを巻くと、
削り加工の状態が浮き出ます。
雑に削ると、
デコボコの具合が、
ハッキリ現れます。
表面加工の削り具合で、
格好の良いフロントを作成出来ます。
丁寧に削りましょう。
豊島様も、
ご自分がイメージしたフロントを作成出来たので、
大変喜ばれていました。
工房の裏側では、
相方の朝比奈です。
お客様とガイドバランス確認中!
何時に無く、
真剣に作業をしています。
その緊張も10分と持たず、
笑い声ばかりの講習だった様な・・・。大丈夫か?
厚見様も、
ご自分の竿を持ち込まれて、
作業となりました。
こちらも、お客様の要望を聞きながら、
アドバイスと作業を進める事が出来ました。
今回の講習会ご参加頂いた、
豊島様、厚見様、有難うございました。
次回のお題も「グリップ作成の講習」となります。
お気軽に、ご参加お待ちしております。
ご希望でしたら、
他の作業講習でもOKです。
TELにてお問い合わせ下さい。
担当 福田、朝比奈が、お待ちしております。
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