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第5回 タックルオフ沼津店 ロッドメイキング講習会実施!

 

第5回 タックルオフ沼津店 

ロッドメイキング講習会実施!

 

 

こんにちは、リメイク、リペア担当の福田です。

講習会も第5回目となりました。

 

ご参加されるお客様は、

前回も参加された豊島様。

 

途中まで作成された、ブランクと、

フェルール付きパイプシートを、

持ち込まれました。

 

フロント、リアグリップの作成を

お手伝いして行きます。

 

 おかげさまで、工房修理受付も多く、

当日もロッドメーカーはフル稼働しています。

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今回は、豊島様お一人様のご参加、

細かく丁寧に作業を進めたいと思います。

 

 

お一人様分をご用意。

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1対1なので、

集中して丁寧に、

じっくり講習出来ます。

 

時間もタップリあるので、

楽しく行きましょう!

 

 

 

持ち込まれた物は、

ブランク、フェルール付きパイプシート、バット用の延長棒。

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延長棒は、細過ぎるので、

パイプシートの内径に合う、延長棒(カーボンパイプ)をチョイスします。

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お客様のイメージに近いパーツを揃えました。

 

これから、

お客様とご一緒に、

組み上げて行きます。

 

 ロッドイメージ総合から、

お客様と一緒にパーツを揃えました。

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仮組みを行い、

手直しをする所をチェックします。

 

 

フロントエバの接着を行います。

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フロントエバの刺し込み位置を確認します。

その時、ブランク径を中心にフロントエバが、

緩過ぎず、キツ過ぎず調整を行います。

 

 

 

 5分間エポキシを使用します。 

タップリ塗ります。

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 時間短縮と作業効率を上げるべく、

5分間エポキシを使用します。

 

仮組みを行い、

スムーズに作業が進むか確認します。

 

仮組みの事前確認は、

トラブルの減少に繋がります。

 

 

 

 ゆっくりとフロントエバを押し込んで行きます。

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 余分に溢れたエポキシは、

硬化までに時間があるので、

カーボンブッシュにも使用します。

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素早くカーボンブッシュ部に塗り押し込みます。

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 余分なエポキシは、

溶剤で拭き取り、硬化まで待ちます。

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 フロントエバは、接着完了!

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 フェルール付きパイプシート、バット延長ブランク、アルミサポート

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 仮組みを行います。

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 5分間エポキシを適量出して頂き、

1分から2分混ぜてもらいます。

エポキシは、

混ぜた段階から化学反応を起こし硬化に向かいます。

 

しっかり適量1:1を混ぜて、

作業を行います。

 

※硬化、接着不良は、

上記作業をしっかり行わないと発生します。

 

 

A剤B剤は、平行にぶつける様に出し量の確認をします。

混ぜる動作もしっかり出来ます。

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 それでは、延長ブランクバットを接着します。

豊島様も、段々と手馴れて来ているので、

動作も素早いです。

 

 

 

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 延長ブランクの接着完了!

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 フロントのフェルールを接着します。

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 フェルールの接着は、

刺し込み確認の仮組みを行います。

 

フェルール内の隙間を処理する為に、

ブランクにテープを巻いて、

簡単なアーバーを作成します。

 

エポキシの接着面の確保と、

フェルール内に溜まる、

空気を上手く抜く事が、

重要なコツとなります。

 

ブランクを刺し込むだけで無く、

ブランクのスパイン(背と腹)の印も付けて、

確認出来る様にします。

 

マスキングテープで、簡易アーバーを作っています。

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 こんな感じです。

テープで山と谷を作成し、

エポキシの行き渡りを手伝います。

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 接着剤をブランク全面に塗ります。

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 フェルールを押し込む!

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 しっかり!押し込み空気を抜きます。

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スパインの方向を確認して位置固定。

硬化完成!

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 アルミサポート位置を確認し、

マスキングテープでアーバーを作ります。

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 アルミサポートパイプを接着する前に、収縮チューブを入れます。

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収縮チューブが、 

 アルミサポートの下に入る様に、

長さを確認しカット。

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 それでは、ヒートガンでチューブを縮めて行きます。

ヒートガンは高熱になる作業なので、

特に取り扱い注意となります。

 

 

 手元から収縮させて行きます。

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 ゆっくりとヒートガンを動かし、

熱の伝導を確かめながら行います。

 

収縮チューブの模様で、

収縮具合を見ても良いと思います。

 

全体的に収縮させたら、

握りの角度を変えて、

出来上がったグリップを確認して下さい。

 

熱が伝わっていないと、

水ぶくれの様に盛り上がります。

 

発見次第、

再度、熱で収縮させて行きます。

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 ゴムのエンドキャップも接着。

 手軽にエンドグリップが完成しました。

 

豊島様も出来栄えに、ご満悦でした。

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 ブランクに、ガイド位置を確認します。

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 TOオリジナルガイドセット

PKWSG2012 ステンレスSIC

 ※このセットは、TOPGは含まれていません。

お客様が、ブランク径によって、

TOPガイドをセレクトして頂くセットです。

サイズは以下通りです。

PKWSG6×5個

    G7×2個

    G8×1個

    G10×1個

    G12×1個

    G16×1個

    G20×1個 の計12個セット。

 

お好みのTOPガイドと、

バランス合わせが出来ます。

 

おすすめのガイドセット! 

 

富士工業さんにお願いしまして、

当店でも人気がある、

KガイドのPタイプ(ポリッシュフレーム)を、

バランス良くセットにした物です。

 

※数に限りがあります。

※富士工業のカタログを見ても載っていませんよ!

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 手持ちのショートロッドを作るのに、

丁度良いガイド数と、ガイドバランスになります。

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 PKWSGのおすすめセットを、

ブランクに合わせて行きます。

 

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 ガイド位置の仮組みを行います。

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 セロテープでガイドを固定し、

バランスを取ります。

 

ラインを通し、ゆっくりと力を加えて、

ラインとブランクの隙間や、

ロッドの曲がり具合を2人で、

交互に確認しながら作業を進めます。

 

 

 

 再度リールを取り付けて、ラインを通します。

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 胴付きオモリを乗せて曲がりを確認!

バランスも良く、綺麗な曲がり!

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  豊島様とラインを通した後に、

胴付きオモリ100号を乗せて調子と、

ガイドバランスを見ます。

 

ブランクの曲がりと、

通したラインの位置確認など2人で、

色々動かしながらベストポジションを決めました。

 

ガイドの取り付けとコーティングは、

豊島様に、ご自宅で頑張って作成して頂きます。

 

ガイド位置バランスの数値を取り、

豊島様にお渡し、

今回の講習会は終了となりました。

 

豊島様、

講習会ご参加、有難う御座いました。

 

 

これからの季節、釣り物によっては、

シーズンオフとなります。

 

ご自分の、ロッドをリメイクしたい、

オリジナルロッドを作成したいと言うお客様は、

是非!

お近くのタックルオフへ御来店下さい。

 

お時間を頂ければ、

素敵なロッド作成、リメイクの

お手伝いをさせて頂きます。

 

講習会の予定日は、店頭に告知してありますが、

気軽にお声を掛けて頂ければ、お客様との時間を合わせて講習会を開きますので、

スタッフに御相談下さい。