イシグロ沼津店スタッフブログ ☆沼グロ☆

沼津、伊豆周辺の釣りに関するあらゆる情報を発信します!

インロー芯の交換修理依頼!

インロー芯の交換修理依頼!

 

こんにちは、

リペア、リメイク担当の福田です。

 

今回の依頼は、

インロー芯がロッドの内部に、

押されてしまった状態から、

古い芯を抜き、

新しい芯を入れて、

ロッドの調整を行います。

 

 

 インロー芯が、内部に3cm位沈んでいる状態を・・・。

f:id:ishiguronumazu:20170512163901j:plain

 

 

インロー芯がどの位、

#2に埋まっているか再度確認し、

差し込むインロー芯を、

同径と同長に仕上げて行きます。

 

f:id:ishiguronumazu:20170512163938j:plain

 

玉口ガイドを外して、

下地ブランクを出します。

 

f:id:ishiguronumazu:20170512164005j:plain

 

玉口が割れている可能性も考慮して、

スレッド外しは、

様子を見ながら外して行きます。

 

f:id:ishiguronumazu:20170512164036j:plain

 

ブランクに目立った外傷や、

玉口割れも見当たら無いので、

インロー芯を外していきます。

 

f:id:ishiguronumazu:20170512164102j:plain

 

メーカー毎に接着剤や、

インロー芯の長さや強度が違うので、

必ずしも成功する修理の仕方ではありません。(ご参考までに、)

ヒートガンで、遠くからゆっくり加熱して行きます。

 

 インロー芯の交換にあたり、

ブランクの肉厚や、

ブランクにより、

割れや、裂けが発生する可能性がありますので、

基本はおすすめ出来ません。

 

発売元のメーカー修理送りが、

望ましいです。

 

f:id:ishiguronumazu:20170512164150j:plain

 

ある程度、加熱しましたら、

ブランクのバット部は、

万力に噛ませて固定します。

 

加熱したインロー芯の接着剤が、

緩んで来ます。

 

f:id:ishiguronumazu:20170512164220j:plain

 

大型のペンチで平行に、

インロー芯を抜きます。

 

その時、

絶対にインロー芯をネジリながら、

抜かない事。

 

インロー芯を受けていた#2(バット)ごと、

ネジれてしまったら修理不能です。

 

インロー芯のみを、

#2から平行に抜く事を意識して、

行う事が一番大事です。

 

 

インロー芯が動かない場合は再度加熱します。

様子を見ながら、

同じ動作の繰り返しとなります。

 

短時間で、

簡単に処理しようとすると失敗します。

 

f:id:ishiguronumazu:20170512164248j:plain

 

5cm程、

#2にインロー芯が入っていました。

 

インロー芯が、

動いてしまう状態として、

長時間、熱がこもる所、

(車内、日差しが強く当たる場所など・・)

に保管すると、

接着剤が熱で緩みます。

 

その状態で、

#1を差し込んだりすると

通常の動作でも、

インロー芯が押されてしまいます。

 

f:id:ishiguronumazu:20170512164340j:plain

 

 当店で、扱っているオリジナル商品のインロー芯です。

 

f:id:ishiguronumazu:20170526102439j:plain

 

 #1の内径に合う、

インロー芯を基準とします。

 

f:id:ishiguronumazu:20170526102511j:plain

 

 #2のバット部に、

インロー芯のアーバー(アンコ部)を

接着します。

アーバー(アンコ部)にインロー芯を

接着します。  

 

f:id:ishiguronumazu:20170526102549j:plain

 

 仮組みをして、

受け部のストロークを確認します。

 

f:id:ishiguronumazu:20170526102631j:plain

 

#2とアーバー(アンコ部)を接着。

 

f:id:ishiguronumazu:20170526102802j:plain

 

 上からスレッドを巻きます。

 

f:id:ishiguronumazu:20170526102833j:plain

 

 アーバー(アンコ部)段差上にガイドを巻きます。

 

f:id:ishiguronumazu:20170526103142j:plain

 

 ガイドを巻きその上から、

飾り巻きとスレッド巻きの処理を行い、

段差を補います。

 

 

f:id:ishiguronumazu:20170526124439j:plain

 

コーティングを厚めに行います。

 

f:id:ishiguronumazu:20170526124544j:plain

 

#1の玉口補強とコーティングを実施。

 

f:id:ishiguronumazu:20170603174132j:plain

 

#2の玉口と同じデザインでスレッド巻きを行います。

 

f:id:ishiguronumazu:20170603174324j:plain

 

#1の玉口部をコーティングして、

終了となります。

 

f:id:ishiguronumazu:20170603174518j:plain

 

完成しました。

インロー部のストロークは、

若干長めにセッティングしました。

 

f:id:ishiguronumazu:20170603174755j:plain

 

 無事!お客様に、

引渡しも出来ました。

 

ブログ掲載も、

快く御了承を頂きました。

 

 折れてしまった箇所にもよりますが、

インロー芯の使い方で、

ロッドが復活する可能性はあります。

 

ご自分で調整される方もいらっしゃるので、

ご興味がある方、お待ちしております。

 

 

 

 

釣具のイシグロ公式通販|ロッドメイキングパーツ専門通販サイト|

 

f:id:ishiguronumazu:20170323165647j:plain

釣具のイシグロ公式通販|中古リサイクル釣具専門通販サイト|

f:id:ishiguronumazu:20170323165658j:plain

釣具のイシグロ|情報ポータルサイト

f:id:ishiguronumazu:20170323135309p:plain

 

 

↓↓ランキング参加中!応援お願いしますm(__)m

にほんブログ村 釣りブログ 海釣りへ
にほんブログ村