インロー芯の交換修理依頼!
インロー芯の交換修理依頼!
こんにちは、
リペア、リメイク担当の福田です。
今回の依頼は、
インロー芯がロッドの内部に、
押されてしまった状態から、
古い芯を抜き、
新しい芯を入れて、
ロッドの調整を行います。
インロー芯が、内部に3cm位沈んでいる状態を・・・。
インロー芯がどの位、
#2に埋まっているか再度確認し、
差し込むインロー芯を、
同径と同長に仕上げて行きます。
玉口ガイドを外して、
下地ブランクを出します。
玉口が割れている可能性も考慮して、
スレッド外しは、
様子を見ながら外して行きます。
ブランクに目立った外傷や、
玉口割れも見当たら無いので、
インロー芯を外していきます。
メーカー毎に接着剤や、
インロー芯の長さや強度が違うので、
必ずしも成功する修理の仕方ではありません。(ご参考までに、)
ヒートガンで、遠くからゆっくり加熱して行きます。
インロー芯の交換にあたり、
ブランクの肉厚や、
ブランクにより、
割れや、裂けが発生する可能性がありますので、
基本はおすすめ出来ません。
発売元のメーカー修理送りが、
望ましいです。
ある程度、加熱しましたら、
ブランクのバット部は、
万力に噛ませて固定します。
加熱したインロー芯の接着剤が、
緩んで来ます。
大型のペンチで平行に、
インロー芯を抜きます。
その時、
絶対にインロー芯をネジリながら、
抜かない事。
インロー芯を受けていた#2(バット)ごと、
ネジれてしまったら修理不能です。
インロー芯のみを、
#2から平行に抜く事を意識して、
行う事が一番大事です。
インロー芯が動かない場合は再度加熱します。
様子を見ながら、
同じ動作の繰り返しとなります。
短時間で、
簡単に処理しようとすると失敗します。
5cm程、
#2にインロー芯が入っていました。
インロー芯が、
動いてしまう状態として、
長時間、熱がこもる所、
(車内、日差しが強く当たる場所など・・)
に保管すると、
接着剤が熱で緩みます。
その状態で、
#1を差し込んだりすると
通常の動作でも、
インロー芯が押されてしまいます。
当店で、扱っているオリジナル商品のインロー芯です。
#1の内径に合う、
インロー芯を基準とします。
#2のバット部に、
インロー芯のアーバー(アンコ部)を
接着します。
アーバー(アンコ部)にインロー芯を
接着します。
仮組みをして、
受け部のストロークを確認します。
#2とアーバー(アンコ部)を接着。
上からスレッドを巻きます。
アーバー(アンコ部)段差上にガイドを巻きます。
ガイドを巻きその上から、
飾り巻きとスレッド巻きの処理を行い、
段差を補います。
コーティングを厚めに行います。
#1の玉口補強とコーティングを実施。
#2の玉口と同じデザインでスレッド巻きを行います。
#1の玉口部をコーティングして、
終了となります。
完成しました。
インロー部のストロークは、
若干長めにセッティングしました。
無事!お客様に、
引渡しも出来ました。
ブログ掲載も、
快く御了承を頂きました。
折れてしまった箇所にもよりますが、
インロー芯の使い方で、
ロッドが復活する可能性はあります。
ご自分で調整される方もいらっしゃるので、
ご興味がある方、お待ちしております。
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