イシグロ沼津店スタッフブログ ☆沼グロ☆

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ダウンロックからアップロックへ、交換依頼入りました!

 

 

 

 ダウンロックからアップロックへ、

交換依頼入りました!

 

 

こんにちは、

リメイク、リペア担当の福田です。

 

 

 お客様からお預かりしたこちらのグリップ。

現在ダウンロックの状態から、

アップロックに交換して欲しいと

依頼を受けました。

 

 それでは、作業を進めていきます。

 

 

ダウンロックからアップロックへ変更!

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 エバフロントグリップから、

エバ材を綺麗に剥がして行きます。

 

 エバフロントに、

マスキングテープを、

縦に真っ直ぐ張ります。

 

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 デザインナイフの刃は、

必ず交換して下さい。

 

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 マスキングテープは、

エバグリップを、

等間隔で取り巻く様に、

貼ります。

 

 

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 マスキングテープに沿って、

デザインナイフを入れていきます。

 

ブランクまで到達しているか、

手応えを感じるまで刺し込みます。

 

マスキングに沿ってデザインナイフで、

切り終ったら、

バナナの皮を剥く様に、

下方向にゆっくりと力を入れると、

綺麗に剥けます。

 

メーカー毎に接着剤が、

違ったりするので、

物によっては苦労する可能性はありますが、

基本的には、

この作業でエバグリップは綺麗に

剥けると思います。

 

力任せに作業を行うと、

エバが途中でちぎれて余計に、

作業が増えます。

慎重に!

 

 

 

 綺麗に剥けると気持ちが良いです。

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 1枚目。

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 2枚目。

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 3.4枚目。で終了!

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 フロントエバ部終了!

 

 

お次は、リアへ!

 

 

 こちらも同じ要領で作業を進めます。

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 リアグリップは、長さがあるので、

テープ貼りと、ナイフでの作業には、

集中して行う。

 

 

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 バッドエンド部は、

丁寧に作業を行い、

ワインディングチェックを、

外して行きます。

 

チェックは再利用出来るので、

キズを付けない様に、

変形させない様に、

作業を進めます。

 

 力を入れる作業ですが、

無理やりの作業はしない。

 

場所と角度を、

探りを入れながら、

効果的な箇所から

作業を行う。

 

 

マイナスドライバーで、

剥がし易い箇所を探ります。

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  フロントエバと同じ様に、

イメージは、

バナナの皮を剥く様に、

力任せは駄目です。

 

 ゆっくりと押し広げながら、

剥いていきます。

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ブランクとエバの根元に、

マイナスドライバーを、

ノミの様にスライドさせて、

剥がして行きます。

 

 

手前から、1枚目を皮切りに、

丁寧に剥いていきます。

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 力加減とドライバーの進入角度が、

分かってくれば、

テンポ良く処理出来ます。

 

 

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 後1枚外して・・

 

 

 

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 終了!!

 

 

 エバのフロント、リアを剥がした所です。

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 エバ材のカスを綺麗に取り除きます。

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 純正品の質感に近いエバを選び、

これからフロント、リアの長さと、

エッジ部の加工を行います。

 

 

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 その前に、

パイプリールシートを外します。

熱収縮チューブで、

パイプシートを覆い隠せる長さにカット。

 

 

 熱収縮チューブの30パイ使用!

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 フロント部フードを外します。

 

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 チューブを被せて、収縮させます。

 

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 遠目からゆっくり熱を加えて行きます。

 

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加熱すると収縮も早いです。

 

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 加熱の度合いは、

気を付けないとパイプシートの変形に

繋がるので注意!

 

 加熱が一番難しいので、注意しながら行います。

 

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 熱の伝道率が良い物から緩んで外れます。

 

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 バットエンドのゴムは、破壊します。

 

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 ゴム下の処理もアーバーにカーボンパイプを使用してあり

強度アップされている。

 

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 ゴム下のカーボンアーバーも外します。

 

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 カーボンアーバーも綺麗取り外し、

後から再利用します。

 

 

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 フロントエバ部カーボンの表面処理完了!

 

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 リアエバ部カーボンの表面処理完了!

 

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 パイプシート下もスレッドが2重に巻かれて

地崩れしない様に強度アップされていました。

 

それを、

剥いて行きます。

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 パイプシートの収縮チューブを外します。

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 パイプシートの変形はありませんでしたが、

リールシート中央のメーカーのシールが、

熱で溶けてしまいました。

 

予測出来たのですが、

シールの厚みがあった為、

そのまま掛けて実施してしまいました。

 

 

シールの質にも寄りますが、

チャレンジされる方は、

シールを綺麗に外して頂ければ、

再利用出来ます。

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 本体は、大丈夫です。

再利用可能です。

 

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 パーツも全部揃った所で、

作業の手順を確認し、

組み上げていきます。

 

 

 パーツの組上げ順の確認と、

仮組みを行います。

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 フロントエバの長さを確認し、

マスキングテープで印を付けます。

 

 

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 カッターの刃は交換し、

エバ材のマスキングテープ印に

刃先を沿わせてエバを転がしながら、

カッター刃の胴部分で押して切ります。

 

カッターの刃を交換すれば、

簡単に作業が進みます。

 

刃は必ず交換して下さい。

刃が古いと切れ難い事と、

切り口の断面がザラザラになります。 

 

 

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 カッター作業の時、

上手く切るコツは、

息を止めて切るか、

吐いて切るかです。

 

 

 

 エバ材のエッジを加工します。

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 旋盤機に固定しエバ材のエッジを加工します。

削る箇所の角度と削り幅を、

目見と感覚で処理。

 

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 耐水ペーパーの600番で荒削りしてから、

800番と1000番で処理します。

 

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 フロントエバ材の完成。

フロントエバのエッジ角が、

リアエバの角度基準になります。

 

リアエバ材処理も完了。

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エポキシボンドで接着します。

カーボンの表面処理を行ったバットに、

等間隔でコアテープを貼ります。

後は接着のみ。

 

 

 

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 一度仮組みをして、

隙間が無く、パーツがスムーズにセット出来るか、

必ず確認します。

 

 

 

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 接着完了。

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金具も接着します。

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 接着剤がはみ出したら、

溶剤で綺麗に拭き取ります。

 

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 リアブランクに、

エバ材加工品の接着に入ります。

 

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 接着完了!

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 バットエンドも、

カーボンアーバーを接着します。

 

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 後は、ゴムキャップを接着します。

 

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  エポキシははみ出る位に付けます。

 

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 溶剤で拭き取れば綺麗になります。

乾燥して出来上がりです。

 

 

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 ダウンロックから、

 

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 依頼された、アップロックへ完了!

 

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 お客様にも大変喜ばれ、

ブログ掲載も快く御了承されました。

 

 

※次回もグリップネタです!

 

 

 

 

 

 

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